木野田 光紀

駒大付属苫小牧高校 / 2007年の夏

木野田 光紀

2007年の春、私は駒大苫小牧高校に入学しました。

「駒大苫小牧に行けば甲子園に行ける!」

夢多き野球少年だった私の入学動機はとってもシンプルでした。

 

その時の駒大苫小牧野球部と言えば

初優勝キャプテン:佐々木孝介さん

2連覇キャプテン:林裕也さん

準優勝キャプテン:本間篤史さんなどなど、そうそうたるメンバーが揃った強豪野球部。 ハイレベルなだけに、練習についていくだけでもかなりの試練です。しかも部員数100人程のマンモス野球部ですから、レギュラーメンバーに抜擢されるのはたいへんな事です。

その辺を深く考えずに、甲子園に行きたいから駒大苫小牧に入ろう!。。。なんて、今思えば、本当に軽い入学動機だったと思います。 中学生の頃の男子なんて、まあ、大体そんなものかも知れませんけどね。

 

入学して間もない2007年の夏、そんな先輩方にさっそく甲子園に連れていってもらいました。

1回戦の相手は広島県の広陵高校。

ピッチャーは現・広島カープの野村選手、キャッチャーは現・読売巨人の小林選手を擁するチームです。

ユニフォームを着てスタンドにいた私には、凄い衝撃でした。 「こんなにすごい人たちがいるのか!」

苫駒の先輩たちも広陵の選手たちも、想像を超えるプレーの連続。みんなすごい! これが甲子園か!

試合は負けしてしまい、1回戦敗退の悔しさに号泣する先輩たちの姿を見てもらい泣きをしてしまいましたが、私にとってはとても素晴らしい体験でした。

「また甲子園に来たい、甲子園に出て活躍したい。先輩たちみたいになりたい。」

厳しい練習についていくのがやっとの私でしたが、この時あらためて駒大苫小牧の野球部を選んで良かったと実感しました。

私は、この時を境にグッと練習に前向きになりました。これも「甲子園」のチカラでしょうか、あそこには人を変える力があるのかも知れません。

 

そんな私が2年生の夏に、何と!レギュラーメンバーに抜擢されました。

駒大苫小牧にはA、B、Cチームと3チームあり、レギュラーはAチームの中から抜擢されます。 私はAとBを行ったり来たりするような位置でしたので、メンバー入りできるなどとは想像もしていませんでした。

実は、3年生のレギュラー選手が指を骨折してしまい、その代わりに抜擢されたというのがいきさつでした。レギュラーの座を掴んだのは嬉しかった反面、怪我で「最後の夏」を断念した先輩の気持ちを思うととても苦しく、強いプレッシャーを背負いながらの大会出場でした。

木野田 光紀

せっかくのチャンスでしたが、全道大会で現・読売巨人の鍵谷選手率いる北海高校に敗北、1安打完封の、0-9コールド負け。

鍵谷選手のストレートの伸びはもの凄く、大きなレベルの差を感じました。そんな鍵谷選手でも甲子園では愛知代表、東邦高校に打ち込まれ敗北。

甲子園への道の遠さ、厳しさを改めてリアルに実感しました。

 

「最後の夏」まで、残り1年。

この試合をきっかけに、甲子園に行くためにやらなければいけないことが具体的に見えてきました。

夏に向けて自分の目標を細かく設定し、

すべて達成すれば最終目標が達成できるよう逆算し、

これまでにない位、必死に練習に取り組みました。わき目も振らず、ただただ、ひたすらに自分を鍛えました。

今から思えば、生まれて初めてがむしゃらになったのがこの時ではないでしょうか。 「頑張る!」とか「自分を変える」という言葉の本当の意味をカラダで覚えた貴重な一年間だったと思います。

木野田 光紀

自分なりにやるべきことはすべてやり遂げて臨んだ「最後の夏」

いつもの通りプレーできれば必ず勝てるはず。 この大会には、一縷の望みとは言え、確かな自信を感じていました。

しかし、思うようにはいかないものです。

いつもの通りのプレーをするというのは、言葉でいうほど簡単なものではありません。 その難しさを、全道大会の札幌第一高校戦で痛感させられました。

 

たった一つのミスが仲間の士気を下げ、ミスがミスを呼び、連鎖する。

焦りに支配され、打てるはずの好球も打てなくなり得点のチャンスを逃す。

札幌第一高校との戦いは、気付けば2-10のコールド負けでした。

チームが心を一つにして戦う野球は、「負ける気がしない」ほど強くなることもできれば、逆に、目を覆いたくなるほど弱くもなります。

一旦ネガティブな方向に流れれば、その流れは誰にも止められなくなります。

 

甲子園の土を踏まないまま終わった「最後の夏」

本当に終わってしまったのかと呆然とし、その時は涙すら出てきませんでしたが、この敗北は私にとっては貴重な経験でした。

同じ課題に向かって人がチカラを合わせる時の強さ、そしてほんの少しの油断が招く厳しい結末

チームプレーの「勝利」と「挫折」の境目にあるものを、この試合ではっきりと垣間見る事ができたからです。

 

 

高校時代に成し得なかった「勝利」というものを、これからの人生のなかでリベンジしていきたい。

エコアハウスには、そんな思いで入社しました。

 

望んだ通りの会社でした。

設計デザイン、品質・施工管理、現場施工、そしてお客様の思いをしっかり受け止める営業マン。 設計から営業までそれぞれのチームが心を一つにして取り組む、絶妙なチームプレーがここにはあります。 ここで働いていると、実際「負ける気がしない」毎日です(笑)

仕事も野球も基本は同じということでしょうね。

今はそんな事を考えながら、営業の仕事をしています。 たくさんのお客様の笑顔に恵まれ、とても充実した毎日です。

 

そのうえ。。。

エコアハウスで(往生際悪く、またしても)野球にもハマッています(笑) 北海道名物「昭和新山国際雪合戦大会」のエコアハウス・レギュラーメンバーも務めさせていただいています。 チーム名は「でぃくさんズ神出」です。 試合会場で私達を見かけたら、気軽にお声掛けくださいね! よろしくお願いします。

木野田 光紀

木野田 光紀(エコアハウス営業部)

2007年の夏 駒大付属苫小牧高校