社員の日記
「たい焼きのしっぽ」
掲載日:2021.10.22
こんにちは。総務部の橋本です。
最近気温がぐっと下がり、焼きたてのたい焼きがとてもおいしい季節になりましたね。
一説によると、江戸時代にたい焼きの形が生まれたとされているようですが、
それまでは丸い今川焼が定番だったようです。
なぜ鯛の形が誕生したかというと、それは大工さんに食べてもらうためとの由来があると言われています。
とにかくせっかちなちゃきちゃきの江戸っ子が、手早く食事をとる為に江戸前寿司が生まれたという話は有名ですよね。
さらにせっかちな職人の中でも、特に大工さんが汚れた手を洗う手間も嫌がったため、
大工さんに今川焼を食べてもらうには「持ち手」が必要と考えられました。
そこで、たい焼きのしっぽを手で持って食べるスタイルへと進化したそうなのです。
形も縁起が良いですよね。
ちなみに、食べ残すことになるしっぽは、野良犬などにあげていたそうなので、
しっぽに餡が入っていないのが正式と言えるかもしれません。
現代の私たちにとって、こまめな手洗い習慣は絶対に欠かすことができませんが、
江戸前の大工さんのように、何事もスピード感をもって取り組む姿勢は見習いたいと思います。