社員の日記
人気のウィリアムモリス柄
掲載日:2023.08.15
毎日暑いですね。豊平展示場の田野です。
最近、リニューアルされる見本帳が多いです。
モリス柄というとリリカラで、従来の物に加え、ヴィクトリア アンドアルバート美術館との初コラボシリーズでパワーアップ、そしてサンゲツもMORRIS CHRONICLESというシリーズが登場し、トータルでプロデュースしています。
ウィリアムモリスば、イギリスの詩人・思想家・デザイナーで、ビクトリア時代に『Arts and crafts運動』の提唱者で、産業革命の結果として
大量生産による安価だが粗悪な商品があふれていた状況を批判し、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することを主張し、沢山の人に影響を与えました。
時代を経てもなお、長年愛される彼のデザインは、今でも根強い要望があり、クロスのみならず絨毯やカーテン、雑貨にまで使われています。
どちらの新カタログにも掲載されているモリスの絵柄ですが、比べてみると、同じデザインでも少しタッチが違います。
リリカラは絵具で書いたような力強くてハッキリとした色使い。サンゲツは原画に忠実な感じで色鉛筆で書いたようなタッチ。
原画と見比べて下さい。
Strawberry Thief(いちご泥棒)は一番人気のあるデザインで、庭のいちごを盗みに来たツグミの柄ですが、リリカラはオリジナルに近い色使いの一方、サンゲツは日本人用のクロスの好みに合わせて色を変えたりしています。
モリス好きにはたまらないシリーズですので、私もカタログを見るだけでワクワクします。
絵のタッチで選んでみても楽しいのではないでしょうか?