睡眠環境
掲載日:2023.10.18
エコア館ショールーム勤務山本です。
今年の夏の暑さを忘れるくらいの勢いで朝晩の寒くなってきました。
体調管理に気をつけてくださいね。
私事ですが最近不眠に悩まされ別件で行った病院で
「何日も眠れないのが続いている、朝方やっと眠れても
一時間程で目が覚めてしまう」と相談し薬の処方をお願いしたところ
「眠れないときは無理に寝なくていいです。」
心の声・・・イヤイヤ明日仕事ですし
「眠くなったら寝る。時間だからベッドに入るのではなく
眠くなったら寝室に行くようにしてみてください。」
心の声・・・イヤイヤ十分に眠いんです、眠いけど寝られないんです
「入浴後すぐに寝る?あ~それ絶対に眠れないヤツです30分~1時間は
ベッドに入らないでください。」
心の声・・・イヤイヤ湯冷めしますワ
「眠れない、眠れないと思うと余計に眠れないです。寝室が眠れない空間に
ならないように眠れないときはベッドから、寝室から出てください。」
心の声・・・イヤイヤ深夜にひとり、佇む私?
「睡眠薬はオススメ出来ません。眠れる環境、眠れるリズムの改善を考えま
しょう」
心の声・・・イヤイヤ薬…ください
「どうしても眠れないときの為に常習性の少ない薬出しますね」
心の声・・・あっ処方していただけるんですね(ホッ)
これをきっかけにチョット勉強してみました。
睡眠には大脳を休ませメンテナンスをする働きがあります。
脳は休んでいる間だけ老廃物が排出されます。
脳以外の体内では老廃物はリンパ系に集められて静脈に運ばれ、尿として排出されますが
脳にはリンパ系が存在しない。グリア細胞の一種であるアストロサイトは脳内の掃除係。
脳脊髄液中にある異常たんぱく質や細胞の死骸などの老廃物を拾い集めて
静脈周囲腔というところに排出します。
睡眠不足が続くと脳がメンテナンスされず、集中力の低下や注意維持の
困難を招きます。
集中力や注意力、記憶力、想像力を担う「前頭葉」は睡眠によってのみメンテナンスされます。
また、感情のコントロールができなくなり、人の表情を理解できなくなる、
攻撃的になる、自己評価が下がるなどの影響が出ることもあるそうです。
睡眠障害は、「体や心の病気」のサインのことがあります。
睡眠の問題を改善していくことは、体と心の健康づくり、
睡眠は人間の脳の活動に欠かせないものなのです。
これからお家を建てられる方、リフォームを考えている方
心を落ち着かせてリラックスできる寝室、良い睡眠環境の寝室をお造りください。
温湿度・空気・音(静けさ)・明るさ(照明、光)・レイアウトなど
いろいろな角度から眠りやすい寝室環境を考えることができます。
例えば色、細胞は色を認識します。一般的には青色は眠りを誘う色といわれています。
また、カーテン、壁紙などは自然界にあるような肌の色を感じさせるベージュ系、
植物を感じさせるグリーン系、土や木を感じさせるブラウン系が心理的に落ち着きます。
ただし好みもあるのでご自身が”落ち着くなぁ”と感じる色が◎。
理想的なのは、ホテルのように物が少なくシンプルな空間ですが、
生活する空間で同じ様に実現するのは難しいのが現状です。
けれど意識してもらいたいのは、極力物は置かないこと!
リラックスして寛げる空間を作るには、部屋が整っていることが大切です。
物が多く、視覚から入ってくる情報が多いと、ゆったりとした気持ちを作りにくくなります。
寝室は、寝るためだけの空間として考えて、極力物を置かないようにしましょう。
1番は自分が心地よく過ごせる空間をつくることが大切です。
人間の3大欲求の1つとして大きな要素を占める「睡眠」。
他人と分かち合うことが出来ない自分だけのパーソナルな時間なので、
この時間の質を高めて明日の元気に繋がるように、
まずは寝室という空間に目を向けて充実させてみることをおススメします。