建築用語 ―豊平展示場 平屋編―
掲載日:2024.04.24
こんにちは
マイホームセンター豊平会場の吉田です
桜の開花が発表されて日に日に暖かくなっていきますね
今回はこちらの平屋の展示場を例に少しだけ建築用語についてお伝えしたいと思います。
建築用語は日常的に全国共通で使われているものから地域限定等かあり、場合によっては技術の進歩などにより
殆ど使われなくなってしまった言葉など多種多様ありますが、今回はほんの一例です。
◯沓脱ぎ石(くつぬぎいし)
履き物を脱いで踏み台にする。
古来より大地の穢れと家の中との境界・結界という意味があり、かなり古来から穢れという考えがあったことがわかります。
こちらは札幌軟石を使用しています。
◯杉板型枠のコンクリート打ち放し
コンクリートには型枠の表情をそのまま写し出す特性があります。
一般的には平滑な仕上げですが、こちらは杉板を型枠にしているので木目が良く転写されて暖かみのある表情が表現されています。
こちらは外の塀で使用しています。
◯勾配天井+高窓
屋根の勾配(傾き)をそのまま生かした傾斜のついた天井。
高窓もプラスすると空を切り取ったかのような解放感をもたらします。
狭小地や北向の土地での活用が有効です。
◯下見張り
横に板材を階段状に重ね下から上方向へ順に張り上げて行く工法。
こちらの場合、杉板厚さ18ミリを使用しています。張り方も様々あり上に塗る塗料によっても様々な表情を演出できます。
◯漆喰(しっくい)
漆喰は石灰石を主な成分として、糊(海藻やツノマタ)とスサ(わらなどや麻などの繊維質)を混ぜて水で練った左官材で防火性や調質性に優れています。
屋外でも使うことが可能で城郭や土蔵のお馴染みの素材です。
こちらでは主に室内壁、天井で使われています。
◯犬走り
なかなか聞きなれない名前だと思いますが、日本家屋にはもともと雨樋がなかったために雨から外壁を保護するために設けられたのが始まりで建物の外壁の周囲に施された幅1メートル前後の通路を差します。
素材はコンクリート、砂利などがあり現代では雨樋が設置されるため見かけませんが雑草が生えにくくなったり、砂利敷は歩くと音がするために防犯上の効果など、メリットもあります。
上記は全てマイホームセンター豊平会場にあります『平屋』の展示場です。
ぜひ一度ご覧になって本物の力を御体感下さい!