トピックス

震度6強 むかわ穂別 栄 F様邸検査 及び近況報告、近隣みんなが寄り添い不安を克服

掲載日:2018.09.30

2018年9月28日

今年7月にお引渡ししたばかりのF様、今日は震災後2回目のご訪問です。 震災直後には取るものもとりあえず駆けつけましたが、今日は建物の様子をしっかり検査するために改めてお伺いしました。

むかわは震度6強と発表されています。 でも、地震情報がより詳しく報道されるにつれて、この穂別栄地区は公表された震源から6km程しか離れていない場所だという事がわかってきました。 震源に向かう道道59号線の峠道はいまも通行止めのままです。

.

想像を超える揺れに見舞われた9月6日

電気や水道が止まり、道路も寸断され孤立化する中、F様のお家には近隣のお友達がたくさん集いました。 身を寄せ合い、お互い助け合いながら不安な数日間を乗り越えたと、当時の状況を語るF様。 F様邸は事実上の「避難所」となり、皆を支えたそうです。

そんなお話を聞くにつけ胸が熱くなる思いでした。

 


 

タンスなどの家具が倒れて内装にいくつかの傷を被った事を除けば、建物は7月にお引渡しした時のまま健全な状態を保っていました。

冬を迎えるにあたりいちばん気になる暖房設備も健在で、給湯や暖房の心配もありませんでした。 給湯・暖房ボイラーには貯水タンクのない軽量なLPガス仕様のボイラーを採用していただいたのが幸いしたのかも知れません。 ただ、エアコンの室外機が揺れの影響を受けたので、今は垂木で応急処置をしています。

もうひとつ、F様が「とても有難い」とお感じになられたのは、食器棚の耐震ロックだったそうです。 激しい揺れの最中、食器棚の扉がしっかりとロックされ、お皿やカップなどの割れ物が飛散せずに済みました。

お引越し直後の地震、家財のお片づけは大変だとお察しします。

何かお手伝いできることがあればお申し付けください! という私にF様は暖かな笑みを浮かべてくださいました。

 

 

気になるのは、建物の周りの表層土の動きが著しい事でした。

建物は堅牢な基礎のおかげで沈下や傾きを免れましたが、建物の周りの表層土が激しく揺れ動き、基礎周りの一部で10cm程の沈下が生じていました。

揺れの凄まじさを察する事ができます。

このまま冬を迎えると基礎に悪い影響が出るかもしれません。この部分は寒くなる前に埋め戻していただく必要があるでしょう。 他にも同様の状況に見舞われているケースが考えられます。 他のお客様のお宅におうかがいした時にも注意して見るようにしたいと思います。

 

 

 


平成30年北海道胆振東部地震、台風21号により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
神出設計グループは、被災された皆様に少しでもお役に立つことを目指し、厚真・むかわ・早来地区において、当社で建てていただいたお客様の建物を無償で順次点検させていただいております。
何かお困りのことなどありましたらご相談ください。

稲垣 未散

花園展示場 セクションチーフ

稲垣 未散

社員紹介ページへ
ご来場の
ご予約
リフォームの
ご依頼
資料請求
お問い合わせ