36坪4LDK　グレージュで統一した上質空間と収納計画

吹き抜けの開放感・動線計画・見せない収納―細部まで計算された機能的な住まい。

農家を営むご家族のため、ゆとりある敷地条件を活かしながら【採光・動線・収納力】を重視してプランニングをしました。

テーマであるグレージュを基調とした柔らかい雰囲気の玄関。
エコカラット＋ダウンライトで陰影が美しい、上質な空間に仕上げました。

アールの下がり壁でデザイン性をもたせるとともに、上下2段のパイプや可動棚、パンチングボードなど収納物に合わせて調整できる機能性も備えています。

18帖のLDKに約6帖相当の吹き抜けを組み合わせ、数字以上の開放感を実現しました。
床・クロス・キッチンをグレージュで統一し、エコカラットやアールの下がり壁などの意匠を随所に採り入れています。

大開口から光をたっぷり取り込み、階段のアイアン手すりがやわらかな空間にアクセントを加えます。

たたみの貼り方向を変えて表情をつけた小上がりスペース。

下部には奥行き約80cmの引き出しを設け、リビングの収納力を高めています。

ソファ代わりに腰掛けたり、お昼寝に使ったりと多目的に活用できる空間です。

キッチンはタカラスタンダード「オフェリア」を採用。
大容量のプッシュオープン式収納により、リビングの生活感をすっきり隠す設計です。

アールの下がり壁の奥には可動棚付きのパントリーを配置し、食品や日用品をまとめて収納できます。

また、冷蔵庫は見えにくい位置に配置できる間取りとし、生活感を抑えた動線を実現しています。

吹き抜けに面した開放的な2階ホール。
アイアン手すりを採用することで1階リビングへ光を届け、家全体が明るくなる工夫を施しています。

ホールには書斎スペースを設け、業務上の書類や本が多いご要望に合わせて、大容量の収納棚と広めのカウンターを計画しました。
配線や機器配置も綿密に検討し、作業がはかどる仕様としています。

落ち着きのあるグレージュを基調に、収納計画や動線、採光など暮らしを支えるポイントを細かく検討し、
一つひとつの空間に「心地よさ」と「暮らしやすさ」を込めてつくり上げた住まいです。