C値【相当隙間面積】の重要性
掲載日:2023.06.21
苫小牧双葉展示場の長です。
住宅の気密性を表す言葉としてC値があります。
あまり聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか。
住宅の性能をチェックするためにも知っておいて損はない言葉です。
C値について解説します
家のすき間をできる限り減らして、室内の空気が外に逃げにくく室外の空気が中に入りにくくした住宅のことを気密性の高い家としています。
これにより、快適な温度を保ちやすいというメリットが生まれます。
少し前は「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づく「次世代省エネルギー基準」にて、地域ごとにC値の基準が定められていました。
北海道、東北の一部の地域では2.0。C値が基準を下回る住宅は「高気密住宅」と定義されていました。
しかし、2009年の省エネ法改正により、上記の基準は廃止され、「高気密」を定義する明確な基準は、現在存在していません。
すき間の少ない家にするためには、広い知識と高い技術力が必要になります。
この2つがないと気密性の高い家を作れません。
そのため会社の施工品質を確認する場でもあるといえます。
このお話をする時に、必要なことは、建物それぞれ、大きさも違えば、間取りや、窓の位置も違うことが大半です。
要は建物が変われば、値が変わって当然なのです。
しっかり完成後に、測定を行ってくれる会社なのかという事は、事前に確認しておくことが重要です。
「1種換気システムの熱交換型で交換率が80%(カタログ数値)でお話を聞いています。」お客様より聞く機会も有ります。
実はこれは漏気という概念が入っていません。 その地域の平均風速と内外温度差を加味して計算すると、予定通りの数値が出ないなんてことはあり得る話なのです。
このグラフを使うことで大半のことがわかるシステムになっています。
詳しく知りたい、聞いてみたい方は、お問合せ頂ければと思います。